思った2009/03/18 02:40

大相撲の初場所が終わったあたりから意識の混濁が進み、目はあいていてもどこまで意識があるのだろうという目をすることが次第に多くなった。
そして、摘便のための最後の入院の前、そして特に亡くなる2日前の退院から後は、一日に数回、一瞬だけ意識や精気が蘇った目をすることがあるだけになった。
ひたすらに「ぼーっ」としているのを見て、精神活動が停止しかけているんだなと、人間って最期はこうなっちゃうのかと、否定的に感じたりした。

でも、そうじゃないんだなと‥‥
ひょっとすると、すべての煩悩から離れて、穏やかな優しい一番居心地のいい時間だったのかなと‥‥

大相撲、春場所が始まったな、医者の言うことがホントなら場所終わりまでは無理でも中日くらいまでは見れたのかもしれないよなぁなんて、仕事の合間にブツブツ独り言を言ってみた。

そうしたら、ふっと、そんなことを思った。

 色不異空 空不異色

多分‥‥

 生不異死 死不異生